サモアの珍味“パロロ”解禁!

世界中でサモアでしか食べられないと言われる南海の珍味“パロロ(Palolo)”というものがあります。
 ※『地球の歩き方』にもコラムとして掲載されているのでぜひ読んでみてください。

このパロロ、一年のうちであるきまった時期の数日しか食べられない大変貴重なもので、太平洋のキャビアとも言われるほど。もちろんサモア人も大好物

そのパロロがついに明日解禁になります!


そもそもこの“パロロ”とは何なのか?サモアの図書館に行ってちょっと調べてみました。

一言で言うと、太平洋のある地域にしか棲息しない海産動物で、海のミミズみたいなものです。(正式には環形動物門多毛網遊材目イソメ科に属するらしい)

正直言って、見た目はかなりキモイですグロテスクで食べる気がしません・・・。
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ウゲーッ!

写真を見ての通り、色は青みがかった緑で、体長は40cmもあるそうです。一方で直径はたったの1~1.5cmというからその細長さがよくわかると思います。モズクのようにも見えますが、どちらかというとやはり海のミミズです。。。

普段はサンゴ礁の中に穴を掘って棲んでいますが、生殖時期になるとオスとメスのそれぞれの体の後半部が切り離され、ウネウネと泳いでいっせいに海面に浮かび出て生殖活動を行なうそうな。
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挿絵上部が体の前半部、下部の細長い部分を切り離す


不思議なものでパロロが現れるのは一年のうちで10月と11月の満月のちょうど一週間後の明け方前と決まっています。月の満ち欠けや潮の干満などが関係しているのでしょうか。
一説によると日の出とともに力尽きて融けてしまう(?)という噂もあるので、明け方前のまだ暗いうちに捕獲しないといけません。(明け方には確実になくなっているらしい

サモア人もこの時期になると、夜中の3時頃からボートで沖へ出たり、服のまま浜からサンゴの海へ繰り出していって、すくい網とバケツを使ったり蚊帳を放り投げて海一面にウヨウヨしているパロロを一斉に捕獲するそうです!中には我慢できずにその場でムシャムシャと手づかみで頬張り始めるサモア人もいるとか!?(笑)
体にもいっぱい付着するらしく、考えただけで気持ち悪い!でもやってみたい~!!
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参考写真


ちなみにこれまた不思議なのですが、パロロが捕獲できるのは決まってサバイイ島が先で10月、ウポル島が後で11月だそうです。自然の神秘というかなんというか・・・。


おそらく明日早朝にマーケットへ行けば買うこともできますが、昔と違って商売根性が出てきた今の時代は非常に高値で売買されているようです。(片手いっぱいで100タラ=約3500円。サモア人の平均月収の約1割に相当)

僕は幸運にも昨年ホームステイ先でこのパロロを食べる機会がありましたが、今年は難しそうだなぁ・・・
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昨年ホームステイ先で食べたパロロ(手前右)

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バターで炒めるのが定番らしい。海水の塩味が効いていて意外とうまい。


もし機会があればぜひご賞味あれ!

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