〜最後の楽園 サモアの国へ〜 青年海外協力隊

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help RSS 【任国外旅行】アメリカ領サモア 旅行記

<<   作成日時 : 2011/08/25 20:21   >>

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週末を利用してアメリカ領サモア(アメリカンサモア)というところへ任国外旅行へ行ってきた。

青年海外協力隊員は任期中に“任国外旅行”として、活動の合間や休みを利用して予め決められたいくつかの国へ旅行することができるが、僕にとって5回目となる最後の任国外旅行は、サモアから一番近いこの“アメリカ領サモア”が訪問先となった。


ほとんどの人が知らないと思うので、まずざっとアメリカ領サモアの紹介。

アメリカ領サモアとはその名の通り、“アメリカ領”のサモアであり、僕が今いる“サモア独立国(旧・西サモア)”とは同じサモア諸島にありながら別の国である。距離にしてたった数十キロ、飛行機で35分の距離にある異国というわけだ。

時をさかのぼること約100余年、平和に暮らしていたポリネシアの小国サモアは、アメリカとドイツの領土争いに巻き込まれ、東サモア(現・アメリカ領サモア)と西サモア(現・サモア独立国)の2つに分断されてしまった。その後、西サモアはNZの統治下に移された後、1962年に独立することとなる。
 ※アメリカ領サモアは、大洋州におけるアメリカ軍の重要な給油基地だったので、アメリカはどうしてもこの地を手放したくなかったらしい。

サモア独立国は小さな国とは言え、実は大洋州で一番最初に独立した国だったりするが、一方でアメリカ領サモアは、未だにアメリカの統治下におかれている特別区のようなもの。(ちょうどグアムも同じ扱い)
ただし、実際にアメリカ領サモアに住む人は90%がサモア人で、自治権も完全にサモア人に委ねられており、文化も暮らしぶりもサモアに非常に近いというところが興味深い。
そんなわけで、このアメリカ領サモアは、“サモア人が住むちょっとアメリカナイズされたサモア”とでも言ったところだろうか。

今までに行ったことのある人たちの話を聞く限りでは、さほど期待はできないとわかりつつも、とにかくどんなところなのかを自分で確かめてみたいと思い、帰国直前にして最後の最後に訪れることができた。

では、1泊2日で撮った400枚の写真の中から、激選した31枚で、アメリカンサモア(通称:アメサモ)の任国外旅行記をどうぞ!

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アメサモへは首都アピア近郊にあるファガリイ空港から出発

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ファガリイ空港はこぎれいだが小規模。
全然見えないけどカウンターの奥に税関の人が一応座っている

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こんな小型プロペラ機が両国間を一日4〜5便往復している

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ん!?荷物はそこに入れるの!?コックピットの前ってなんか新鮮

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機内の様子。座席数はたった20席!

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大きなサモア人が乗ると狭い機内がなおさら狭く感じる。。。

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コックピットも丸見え大サービス。操縦士は途中でお菓子をバリバリ食べていた

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首都アピアの街並みも、上空から見ると壮観
わざわざこれを見るために飛行機に乗ったようなもの
(クリック・拡大して、ジオラマ風の写真をお楽しみください)

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アメサモ到着〜。車輪がめっちゃ小さい飛行機を発見。これで着陸できるの

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アメリカと言えばマック!McCafeもあり、サモアのマクドナルドより上質な感じ

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アメリカと言えばKFCとピザハット!日本でもアメリカでも行かない癖に、アメサモで両方とも行っちゃいました。
残念ながらスターバックスはアメサモにはまだ未進出・・・


今回の旅行で楽しみにしていたのが、アメリカンサモアのバス事情。
サモアのバスも特徴的だが、サモアのバスに見慣れていると、一風変わっているアメサモのバスを見るたびに一人で「おもしろいなー」とつぶやいていたぐらいだった。
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これが噂のアメサモのバス

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サモアのバスよりもこじんまりしていてなんだか滑稽

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なぜ不自然で滑稽に感じるのかと思ったが、よく見たら顔の部分が乗用車

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なんか遊園地の乗り物みたい。
横から見るとタイのトゥクトゥク(バイクタクシー)とも大差ない

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バスターミナルは小さな遊園地のよう。100円玉でも入れたらノスタルジックな曲に合わせて動き出しそうだ

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これに大柄なサモア人が体を寄せ合って乗るのだから面白い

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バスの車内はサモアのバスより天井も窓も高く快適だが、バスを停止させるときの“ヒモブザー”は同じ

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テレビがついているバスもあった。さすがはアメリカ!?

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こうやって見るとこのバスのかわいらしさがよくわかるでしょ?

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海沿いを走るバス。道路や堤防が整備されているところがサモアと違って快適。
そういえばアメリカは右側通行だ

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特にすることもないので、あてもなく西へ東へバスの旅

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サモアのファレの絵の中に数字が書いてある特徴的な標識

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高台から見渡す首都パゴパゴ湾の素晴らしい景色を見ながら、2009年9月29日にこの街を襲った大津波を想像した。ここは被害が大きかったんだよなぁ・・・

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大型スーパーで買物。サモアでは手に入らない日本食や韓国食があるため、買い出しがてら来るサモア隊員もいるぐらい

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知る人ぞ知るツナの缶詰工場。漁業が盛んなアメサモでは、意外なことに
アメリカで消費されるマグロの缶詰の5分の1を生産しているらしい

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途中下車して海でたそがれタイム。海はサモアに負けないぐらいキレイだった

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海辺でヤシの木にぶら下がって遊ぶ子供たち

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水の自販機。サモアには自動販売機はないので、ちょっと新鮮

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サモア独自のビール“Vailima”の輸出品。この青ラベルのエクスポート品はアルコール度が6.7%と高めで、サモアでは決してお目にかかることができない

今回の旅行で唯一、悔いの残ったことが、この青バイリマを飲むことができなかったこと・・・あぁ悔しい!
土曜日はお店の手違いで普通のバイリマが出されて飲みそびれ、日曜にボトルを土産に買って帰ろうと思ったら、日曜は酒類販売禁止条例で買うことができなかった。。。
たぶん味も大して変わらないが、とっても悔しいので近々アメサモに行く別の隊員に一本買ってきてもらうようお願いしているところ。

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最後に展望台からのパゴパゴ湾の眺め。海と山並みの自然にうっとりする
(こちらもジオラマ風写真です。ぜひクリックして拡大して見て下さい)


サモア以上に火山列島を感じさせるアメリカンサモアは、平地がほとんどなく、小高い山々の麓の海沿いだけに小さな集落が点在する面白い地形だった。(国土のほとんどのが山)

観光名所やレストランもほとんどなく、ツーリズムという観点ではまだまだ未開発というのが正直なところ。普通の旅行者が来て楽しめるとは言い難く、サモアの方がまだ観光には向いていると思ったが、あふれる自然や人々の優しさ・素朴さはサモアと同じだなぁと感じた。
もっとアメリカナイズされていると思っていたが、やはり人口の90%がサモア人となるとそうでもなく、「9割サモア・1割アメリカ」という印象を受けた。(ちなみに通貨は米ドル、公用語は英語とサモア語を用いている)


最後におまけで、アメリカンサモアのオフィシャルサイトの紹介。
一見よさそうなサイトだが、初めて見た時はあまりにお粗末でビックリした。観光への力の入れなさ具合がよくわかる。どんな風にヒドイかはぜひご自分で確認してみて下さい。

 ■The Official Site of American Samoa
   http://www.amsamoa.com/

 (備考)※一応ちゃんとした別のサイトもあります。
   http://www.amsamoatourism.com/index.htm


さて、これで僕の任国外旅行もおしまい。
結局、2年の間に
 ハワイ
 オーストラリア
 ニュージーランド
 フィジー
 トンガ
 アメリカ領サモア

の6か所を5回に分けて出かけたが、どれも思い出残る素晴らしい旅行だった。ストレスのたまったときにもいい気分転換になった。(サモア隊員がJICAに許されている渡航国で行かなかったのはタヒチのみ)

いよいよ帰国まで残り1ヶ月。
あとはサモアを満喫しまーす。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
在任期間も後わずか怪我などしないように
ご活躍ください。
いろいろな紹介ありがとうございました。
keiji
2011/08/28 08:14
>keijiさん
励ましのお言葉ありがとうございます。
最後に遊びすぎてケガをしないよう気をつけます。
管理人
2011/08/29 11:52
バスがカラフルで小型でカワイイ!
日本のが質素にみえます。

飛行機の荷物入れがウケました〜。
あんなとこに入れてバランス平気なのかな(笑)
まな
2011/08/29 19:44
>まなさん
バスのカラフルさはサモアも負けてませんよ!ただ、サモアのバスのちゃんとした紹介は、サモアに来た当初からしようと思っていながら、ずーっとできずにいたので、いずれします。(帰国後かも・・・笑)
飛行機の荷物入れは僕もビックリしましたね〜。
管理人
2011/08/31 07:49

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